当店は、「メキシコ民芸雑貨 : coRa」という名前でウイチョル族の作品を扱っておりますが、この「coRa」の由来を紹介してみようと思います。

ちょっと恥ずかしいんですけど、実は勘違いから名付けました。

 

メキシコに初めて旅したのは、2009年の年末。

初めてのメキシコは、ナヤリット州のテピック市を訪れました。

テピック市の中央広場にはたくさんの人が集まっていて、色んなお店もあり、活気に満ちていました。

そこで、民族衣装に身を包み、伝統工芸品を販売しているウイチョル族の方達と衝撃的な出会いをします。

日本にいた時、某エスニック雑貨店で働いていたので、先住民族の文化、特に服飾文化に興味があり、ウイチョル族の方達の民族衣装に魅了されました。

 

でもその時は、ウイチョル族の事は何も知らなかったので、家族に聞いてみたんです。

「あの人たちは誰ですか?」

そしたら、

「コラ族だよ」

って教えてくれました。

 

あの素晴らしい民族衣装が忘れらず、コラ族について調べ始めました。

でも、私がテピック市の中央広場で出会った民族衣装の人達は、「ウイチョル族」としてネット上で紹介されています。

 

数か月後、困惑しながら、家族にもう一度聞いてみました。

やっぱり答えは力強く、

「コラ族だよ」

でした。

テピック市に長年住んでいる現地の人が言うのだからと、納得。

それ以来、ウイチョル族の事をずっとコラ族と信じていました。

 

 

そして、彼らをコラ族と信じたまま、コラ族の作った作品と信じ、それを扱う店名を決める際に色々考え、短いのがいいなと思い、そのものずばり「コラ族 Cora族」から付けようと決めました。

それが「メキシコ民芸雑貨 : coRa」の誕生です。

 

そして昨年末、メキシコに本格移住した際に、納得しつつもちょっと気になっていたので、思い切って聞いてみたんです。

今度は家族ではなく、民族衣装に身を包んだ方に直接。

そしたら、

「ウイチョル族だよ」

って教えてくれました。

 

ここで、ようやくどこかで引っかかっていたものが、取れた感じ。

やっぱり、ウイチョル族の方々だったんだぁと。

 

コラ族とウイチョル族はとても似ているメキシコの先住民族で、似た言語を話すそうです。

大きな違いは居住地域で、ウイチョル族はナヤリット、ハリスコ、デュランゴ、サカテカス州と4州にまたがる山岳地帯に住んでいますが、コラ族はナヤリット州にのみ集中しているそうです。

 

勘違いに気づいた後でも、お店の名前の変更はしませんでした。

 

ナヤリット州出身の人を他の州の人は、コラと呼ぶこともあり、また、ナヤリット州の人も自分たちのことをコラと呼ぶこともあるそうです。

だから家族も私に「コラ族」と教えてくれたんだなと思いました。

 

たまに、もっとウイチョル族っぽい名前も付けられたかなぁと思うこともありますが、コラ族も同じメキシコの先住民族だし、似てる部族だし、短いからいいかなと思ってます。

 

勘違いからつけた店名ではありますが、今後とも「メキシコ民芸雑貨 : coRa」をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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