先日、ウイチョル族とコラボしたデザイナーやブランドを紹介したのですが、実は、NIKEもしてるんです。

→ メキシコ ウイチョル族 コラボブランド

 

でもこれまでのコラボとはちょっと違いました。

 

NIKEは、2016年にウイチョル族とMexiteco族の伝統的なデザインからインスピレーションを得た、新しいスニーカーのコレクションを発表し、それと同時にそのデザインをパテント登録しました。

登録されたデザインには、Ojo de Dios (神の目)や月、太陽、鹿など、先住民族の芸術品に登場する代表的なシンボルが含まれていれるそうです。

→ メキシコ ウイチョル族について : Ojo de Dios(神の目)

 

NIKEの発表によると、これは部族の文化や伝統をプロモートするものであり、デザインの所有権を誇示するものではなく、ウイチョル族もMexiteco族も今まで通り伝統工芸品に使用できるとこのこと。

また、他のメーカーがデザインを盗用し、模倣品を製造できないようにするためのパテント登録ですが、この行為は法律的な観点から見ても合法で、全く問題ありません。

何故なら、このデザインは先住民族または他の人や組織によって、登録されていなかったので。

 

でも個人的に思うのですが、法律的に問題なくても道徳的にどうなのでしょうか。

ウイチョル族とMexiteco族が先祖代々使用してきた伝統的なデザインは、その部族に属するべきで、パテント登録が合法的にされたとしても、NIKEによるデザインの盗用、著作権の侵害のように思います。

NIKEだけに限った話ではなく、以前に勤務していた某雑貨店でも、メキシコ刺繍のチュニックを販売していましたが、それはメキシコでなく、インドで製造されたもの。

様々な理由が背景にあるのは理解できますが、違和感を感じずにはいられません。

 

メキシコの民芸品は、メキシコの人々の財産です。

 

”メキシコの民芸品は、メキシコの人々の財産です。”

そして、「Legal is not always ethical.」をあらためて感じた記事でした。

 

 

記事と画像出典元:Nike lanza colección de tenis inspirada en diseños indígenas para “promocionar” su cultura

https://desinformemonos.org/nike-lanza-coleccion-de-tenis-inspirada-en-disenos-indigenas-para-promocionar-su-cultura/